2012年1月14日土曜日

ArcGISでシェープファイルのフィールドプロパティ(名前、データ型、データ長)を修正するツール

やはり、現時点ではないようです。
ArcGIS Ideas: Make changes to fields after they have been created


タイトルを見て期待された方、すみません。
上記掲示板を見ると、同じニーズを感じている人は世界にゴマンといるようで、途中ESRIの方が横槍で「すんまへん、目下そのようなツールを開発中ですよって、もちっと待っておくんなはれ」と言っています。

あと、掲示板中でチェコ発の自作プログラムがそのような機能を有しているという言及があります。これはJanitorというフリーGISパッケージです。
Janitor (注.チェコ語。Google翻訳を駆使してお楽しみ下さい。翻訳言語は日本語ではなく英語にした方が圧倒的に精度が高まります) 

Janitorの中にはArcGISのArcMapやArcCatalogに相当するソフトがバンドルされているのですが、その中にJanDatというテーブル管理ツールがあり、この中のHeaderというメニューからField Editorが起動でき、Edit Field Attributesのボタンをオンにすると、フィールド名、データ型、データ長などの編集ができます(実際は新しいフィールドを追加してデータをコピーする、といった作業をバックグラウンドで行っているそうです)。


















ただ、JanDatでは大量ファイルのバッチ処理はできません(たぶん)。やはりArcPyのツールという形で欲しいですよね~。ESRIからの一日も早いリリースを待ちましょう。


追記:JanDat、バッチ処理はできませんが、単一のファイルのdbf編集には便利です。Excelは2007からdbf形式の保存をサポートしなくなった&Accessは何かと使い勝手が悪いので。



2012年1月11日水曜日

複数のサブディレクトリに分散してしまったファイルを一箇所に集める

先ほどの記事で大量zipファイルの一括解凍について書きましたが、こうやった解凍されたファイルがご丁寧にフォルダに格納されていて、目当てのファイルをまとめて扱えないという事がよくある。ていうか今日あった。

サブフォルダのファイルを一箇所に集める方法について、いつものようにGoogleで検索すると、まさにその処理をやってくれるフリーウェアが見つかった。
窓の杜:フォルフラッター

しかし、ヘボUNIX使いとしては、この程度のことはコマンドでささっとやってみたい。ということで引き続き検索。で、見つけたのがこれ。
まさおのブログ(表):find で検索した結果を xargs 経由でコピー


なんか他所で見つけた情報では-execでつなぐみたいなのもあったけど、xargsを使うのが正統派の模様。もちろん大勢に従います。

というわけで、
find -name "[ファイル名の条件]" | xargs mv -t [移動先ディレクトリ]
でできました。

ちなみに、オプションの「-t」の意味がわからず、本やネットを見ても載っておらず焦ったけど、本家GNUのサイトによるとこういうことらしい。以後気をつけよう。

UNZIPで大量ファイルを一括解凍する

UNIX歴1日の人間でもできそうなこのタスクに…失敗した。
caution: filename not matched
というエラーメッセージが表示されてしまうわけで。


で、調べてみたら、ありました。
nixCraft: How do I unzip multiple / many files under Linux?


要は、解凍対象ファイル名(この場合は「*.zip」)をシングルクオーテーションマークで囲むか、for ~ in ~で一つ一つ処理していくかのどちらからしい。


予想通り、とっても簡単なことだったけど、日本語ではあまり情報が落ちていなかった。意外。

新・はじめのことば

2012年に1か月のみ記事を投稿し、その後完全に更新を絶やしていましたが、この度思うところありブログを再開しようと思います。あれからの6年間、色々なことがあり、私は大学教員を辞し、(独)国際協力機構(JICA)へ。本部3年、ネパール駐在2年を経てJICAも退職、以降現在に至るまで世界銀行(在・ワシントンDC)にて上級水資源専門官として勤務しています(担当国はナイジェリア、スーダン、エチオピア)。

本ブログでは国際機関勤務、米国生活を通して感じたこと、その他諸般の経緯で書いた駄文置き場として活用していく予定です。(今度は最低2か月継続するのが目標!)


2018年3月 筆者

今さらながらブログを始めてみました。主な動機は日々の作業(研究)の中で学んだTipsの記録。

これまではローカルPCのテキストファイルに書き綴っていたが、いちいちファイルを開くのも面倒だし、後で読み返しにくい。そして、そのTipsの多くはGoogle様のお導きで辿り着いたブログや掲示板だが、これまでは「わざわざこんな情報提供してくれるなんて、世の中奇特な人もいるもんだな~」と思いつつ読み流していた。しかし、後生の自分のような迷える子羊のために、自分も学んだことを公開すべきなのではないかという問題意識に目覚めてしまい、ブログ開設に踏み切りました。

一応自己紹介しておくと、現在某国立大学で教職に就いています。専門は国際水資源管理。何のこっちゃという感じですが、国と国の水の奪い合いを工学(衛星リモートセンシング、GIS、水文モデリングなど)と社会科学の両側面から考える、といったところでしょうか。ちなみに計算機については特段のトレーニングは受けておらず、ほぼ独学のため、知識にもの凄く偏りがあります。そして基本的にショボいです。

とまあこんな私ですが、よろしくお願いします。